
菊の司 直汲生原酒 無垢-innocent- 2020

搾った、瞬間。
槽(ふね)からほとばしる、うまれたての新酒。
鮮冽な香り、純然な味わい。
この感動は、どんなに流通が発達した今日においても蔵人だけが立ち会うことが許されるものです。
この瞬間を、ひとりでも多くの人と共有したい。
そんな気持ちで生まれた、純真で、無邪気な酒。
それが菊の司酒造の直汲生原酒[無垢-innocent-]です。
菊の司酒造は岩手県盛岡市に蔵を構える、県内最古の酒蔵です。
盛岡の中心街にありながら、蔵の真裏を流れる中津川は穏やかで美しい清流。そんな中津川の伏流水を仕込水として汲み上げ、お酒造りに取り組んでいます。中軟の自然水を使用し、朝晩の冷え込みが厳しい「本州一寒い」とも言われる盛岡の地で醸す日本酒蔵です。
直汲生原酒(じかくみ・なま・げんしゅ)とは、搾りたてのお酒を無濾過・非加熱・非加水でタンクからそのままビンに詰めた日本酒。
直汲では、酒蔵でしか味わうことができない搾った直後のお酒に極めて近い香味をお楽しみいただくことができます。また、直汲はポンプを介さないため、溶け込んでいる炭酸ガスを失うことなく、ピチピチとしたガス感を有していることも特徴。
無垢-innocent- 2020では今年仕込むタンクの中から8本を選抜し、直汲生原酒としてお届けいたします。
すべてが違うタンクからの瓶詰めであり、仕込みごとの香味の絶妙な違いや原料米、酵母などのスペックの違いをぜひお楽しみください。